襖(ふすま)の貼り替え
襖(ふすま)に貼れる紙は、いろいろな種類があります。
創業以来、襖の製造とメンテナンスをしてきたダンクでは、それら全ての紙の貼り替えが可能です。ふすまに貼れる紙の種類を紹介いたします。
一般的な襖紙:新鳥の子
最もポピュラーな襖紙は、新鳥の子(しんとりのこ)という紙です。製紙から模様付けまで、一貫して機械生産されている紙で、量産性と施工性の良さが好まれていて、価格も低めです。耐水性と汚れにくさを特徴とした表面がビニールなどのコーティングを施された襖紙もあります。一般的な襖紙のカタログに多く掲載されています。
手漉き和紙:本鳥の子
伝統的な手漉き和紙で襖紙の代名詞ともいえるのが本鳥の子(ほんとりのこ)です。襖はもとより写経用紙、料紙など古来よりさまざまな用途で用いられていました。本鳥の子は材料によって、特号紙、一号紙、二号紙、三号紙、四号紙の種類があります。本鳥の子に模様をつけたものは、本鳥の子漉き模様と言われています。「調/しらべ」「銀河」などのカタログに多く掲載されています。
一部を動画でご紹介しています。(ダンクのfacebookページ)
機械漉き和紙:鳥の子
本鳥の子が手漉きでつくられるのに比べ、鳥の子は機械を用いて漉きます。材料はさまざまで、本鳥の子同様の材料でつくったもの以外にも、パルプだけのものまであります。色数も豊富なのも特徴です。「調/しらべ」「銀河」などのカタログに多く掲載されています。「なごみ」「燦-SAN」は、モダンテイストな柄が豊富なカタログです
機械漉き和紙(普及品):上新鳥の子
機械を用いて漉く鳥の子の中でも普及品は、上新鳥の子と呼ばれています。「和/ やわらぎ」「コスモス」などのカタログに多く掲載されています。
麻の紙:麻紙
麻を材料として漉いた和紙を、麻紙(まし)といいます。麻の繊維は長く頑丈なため、昔は重要な文書などによく用いられていました。「調/しらべ」「銀河」などのカタログに多く掲載されています。
織物襖紙
麻や木綿、葛(くず)などの天然素材でできた織物でつくった紙と、レーヨンなどの合成繊維の織物でつくられた紙があります。要は布ですが、襖に貼る面は紙が貼ってあります。「あかぎ」「日新」などのカタログに多く掲載されています。
紙クロス・ビニールクロス
クロスも襖に貼ることができます。500 番台はもちろん、1000番台も貼ることができます。壁に貼るクロスと同じ柄で貼ると統一感が生まれるので好まれています。各メーカーのクロスカタログからお選びください。
- お問合せフォーム、またはお電話で貼り替えを希望される枚数と、ご住所をお伝えください。ご希望の仕上げ(ふすま紙、和紙、クロスなど)がございましたら、この時にお申し付けください。
- 弊社スタッフが現地に伺い、ふすまの状態を確認した上でお見積りいたします。
- お見積金額にご納得いただけましたら、ご注文くださいませ。ふすま本体を引取りに参ります。
- 弊社工場で、熟練スタッフが1枚1枚丁寧に貼り替えをいたします。どのように作業しているかは、こちらのスタッフブログ 襖一覧をご覧下さい。
- 納品。ご注文から納品までの納期目安は、約1週間です。ただし30枚以上の大量ロットについては応相談。
弊社では、大量のふすまの貼り替えにも対応しております。市営住宅の全室、アパート、マンション、施設、ホテルなど、多数対応させていただいております。
施工事例の一部を、スタッフブログでご紹介しています。