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襖(ふすま)のメンテナンス 貼替え テクニック その2

根本です。

第2回目は、前回に引き続き北海道内おもに札幌、小樽、北広島、江別などの近郊で使われている襖の種類別に、どのような框材(フレーム材)が使われているか見てみたいと思います。

 

ダンボール襖(ダンフスマ):樹脂製のフレーム材を使用し、コの字型の鉄芯と併用することにより縦方向の反りや歪みに大変強い作りになっています。樹脂の色は、アイボリー白木調の単色のものから木目シート貼りのもの木粉と樹脂を混ぜ合わせたリアルな木調のものがあります。

プラスチック製フレーム       Vウッド(木粉樹脂)フレーム

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ペーパーコア襖:木製のフレーム材を使用しています。集成材にスプルースやセンの単板を貼ったものや無垢材のもの、またカシュ塗料のうるみ色(茶色)や黒に塗装されたものが一般的です。

写真は、センの単板貼りです。

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発泡プラスチック襖:木製のフレーム材アルミ製のフレーム材を使用したものがあります。木製のものは無垢材が主流のようです。アルミ製のものは、木目のシートを貼ったものが主流ですが茶色や黒、またステンカラー色のアルマイト(メッキの一種)仕上げのものがあります。

写真は、木製のフレーム材(スプルース)ですが、経年変化により変色しています。

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板(ベニヤ)襖:木製のフレーム材が主流ですが、古いものでは一部樹脂製のフレーム材を使用していたメーカーもありました。木製のものは、カシュ塗料のうるみ色(茶色)や黒に塗装されたものが一般的です。

写真は、うるみ色のカシュ塗装です。

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組子襖:木製のフレーム材を使用しています。カシュ塗料のうるみ色(茶色)や黒に塗装されたものが一般的ですが、木の生地にクリア塗装をしたものもあります。

その他、木製の框材には杉・ヒノキ・タモ・ブナといった高級な材料を使ったものも見られます。

 

次回は、いよいよ襖紙の貼替え方法について、襖の種類別にどのように違うのかお知らせしたいと思います。