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襖(ふすま)のメンテナンス 貼替え テクニック その1

根本です。

弊社の本業でもあります、襖(ふすま)のメンテナンスや貼替えのテクニックについて、何回かに分けてお届けしたいと思います。

 

第1回目は、北海道内おもに札幌、小樽、北広島、江別などの近郊で使われている襖の種類についてお話ししたいと思います。

 

やはり一番多いと思われるのが、弊社の製品でもあります「量産ふすま」です。

 

量産ふすまにも、材料の種類・構造によって以下のような製品があります。

 

ダンボール襖(ダンフスマ):心材に強化ダンボールを使用し、両面にアルミ箔と襖紙を貼って仕上げています。(これが弊社の製品です。)

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ペーパーコア襖:心材に紙製のハニカム又は特殊な形状のコアを使用し、両面にチップボール(ボール紙のようなもの)を貼りその上にアルミ箔と襖紙を貼って仕上げています。(このメーカーは、今は道内にはありません。)

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発泡プラスチック襖:心材に発泡プラスチック(スタイロフォームや発泡スチロール等)を使用し、両面にチップボール(ボール紙のようなもの)を貼りその上にアルミ箔と襖紙を貼って仕上げています。(このメーカーも、今は道内にはありません。)

スタイロフォーム                発泡スチロール

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量産ふすま以外では、以下のような襖が多くみられます。

 

板(ベニヤ)襖:ベニヤ板に直接襖紙を貼ったもの。押入などの片面襖の場合は、裏面に何も貼らずに補強用の桟が露出しているものもあります。

 

組子襖:従来からある襖で、心材に木製の組子を使用しその上に下張りの紙を貼りさらにその上に襖紙を貼って仕上げたものです。下張りの貼り方や種類にも何通りかあり、メンテナンスの仕方も変わってきます。

 

戸襖:洋間と和室の間仕切に使われます。洋間側を木目や無地のポリ板等で仕上げ、和室側に襖紙を貼って仕上げたものです。

 

以上は、襖のパネル部分の材質による種類分けですが、框材(フレーム材)にもそれぞれ特徴があります。

これについては、次回お届けします。